ついにガニ汁を作った!ーモクズガニ [たべもの]
数日前、突如旦那さんが沼津港までドライブに行くと言い出して、慌てて用意して出かけました。お昼を食べて、午後の港でお魚ショッッピングとなりました。
毎回楽しみにしているお店があって、そこでまだ早いかなと思っていた「ズガニ=モクズガニ」を発見!6匹入って1500円でしたが、2時を廻って、ややグッタリ気味のモクズガニくんたち、中には移送中のショックでからなのか、脚を自分で落としてしまっている個体もいたので少しまけてくれたので、ガニ汁をズガニで食べてみたがっていた実家にもお土産にすることにして2袋購入しました。今夜はごちそうです。
モクズガニは全国の綺麗な川~河口域に生息する小ぶりの蟹で、中国の上海ガニ=チュウゴクモクズガニの仲間です。捕れる地域では、塩茹でにしたり、殻ごとつぶして旨味をたっぷり抽出した味噌汁(ガニ汁などと呼ばれる)にしたりします。秋~冬の卵を抱える季節が、おす、めす共に最も美味しいとされています。
私は昔、仕事の利用者さんのおばあさんが焼津の富士山が見えて清流が目の前に流れていたご実家で、子供の頃に捕まえて家族で食べたのがどんなに美味しかったかをおっしゃっていたので、長らく憧れておりました。前季についに伊豆のドライブインでズガニうどんを食べ、感慨にふけったのですが、季節であればズガニは生きたものが網に入って売っていると知って、楽しみにしていたのでした。
こうして念願の一応生きているズガニをゲットし、他に、小ぶりのカサゴや小さな20センチいかないアオリイカも購入。どれも新鮮で安い!実家に夕方お裾分けして帰宅すると、旦那さんが明日の仕事の積荷にゆく間、私のズガニとの格闘が始まりました。カーン!(ゴング)
まずはネットで正しい作り方をチェック。淡水域に生息するために、体内に入ると肺の病気になる寄生虫がいるかもしれないので、生の蟹を扱った道具、場所はよく殺菌すること、100度で5分以上加熱すること、という大事な注意点を見つけました。要注意要注意。手順は、蟹を生きたままぶつ切りにする(!)→ミキサーやすり鉢で殻ごとひたすらすりつぶす→細かくなってきたらお水を加えつつ混ぜて伸ばしてゆく→ザルで濾して(鍋に受け)、残った殻に何度か水を再び加えては濾して、蟹エキスをたっぷり抽出した液体を作る。→それを火にかけると花が咲いたようになるので、ネギを散らし、味噌を溶いて出来上がり。というのが一般的のようです。
生きたままの蟹をぶつ切りにできるのでしょうか?蟹が元気だったら、モクズガニは想像以上に元気で危険なのだそうで、「蟹とは思えないスピードで走り回るから気をつけてね」とお店で言われていました。ビクビクしながら発砲スチロールのクーラーから取りだしましたが、移動時に氷水につかっているので、死んでしまっていたり、仮死状態になっているのか、あんまり動きません。あんまり動く場合は、網ごと水から動かなくなるまで(沸騰してくるあたりまで)本当に軽く下茹ですると、びっくりして腕を全部落としてしまわないのでいいそうですが、ガニ汁の場合はすりつぶすので大丈夫かな。。
というわけで、我が家の蟹さんはこのままザク切りにさせていただくことに。小ぶりの2匹は今回失敗した時のために、大きい2匹は塩ゆでするときのためにそのままジップロックで冷凍しました。
さて、買った蟹はいずれも雌で内子、外子を抱えているので、袴を外して、先に卵部分を小皿に取り分けてから、手足をもいで、身をザクザクっと小出刃で切りました。殻は薄めです。ハンドミキサーがあるもんね!と余裕な気持ちでいたところ、なんとこうゆう時のためにあった替刃の固いものを砕く羽根がなぜか見つかりません!なぜ?!そういえば、だいぶ前にシンクの脇の奥の隙間の手のちょっとやそっとじゃ届かないところに、手から滑って転がって行った替刃があったことを思い出しました。面倒なので今度時間がある時に探そうと思って、そのまま忘れていました。あれがこれだったのか。。。
でも旦那さんはあと1時間で帰ってくるので、今からじゃ探していられず、すり鉢の伝統的な方法でつぶすことになりました。我が家ではハンドミキサーよりも活用度が高い気がするすり鉢です。。。
飛び散りそうなので、新聞紙を引いてあぐらをかいて座り、すり鉢を置いてサンショのすりこぎでガンガンたたいて殻を小さなピースへと潰してゆきます。ムム。出刃で切った時より手ごわそうな感じ。。。ただいま我が家のアパートは住民がうちしかいないので、騒音はあんまり気にせず、ひたすら叩きます。
しばらくしたら、変化が見えなくなってきたので、今度はすりこぎの角で1ピース1ピースを狙ってすりつぶすように潰してゆきます。そのたびに小さく砕ける音が手ごたえとして残ります。こりゃ大変だ。長いガニ汁の一人旅に出た気分です。ひたすらまっすぐまっすぐ、ガニ汁の手順を踏みしめて進みます。。
そろそろいいかな。。ようやく本来のすりこぎの使い方でゴリゴリやります。本当はもっともっとすりつぶすのかもしれないけれど、もう時間も気力もありません。これでいいや。とゆうわけで、お水を加えつつすりこぎでゴリゴリして、お水にエキスをたっぷり溶かし込みます。
ザルで濾して、エキスをお鍋へ。。。さらに殻たちをすり鉢へ戻してお水を追加、ゴリゴリしてザルへ。。。を数回繰り返しました。灰緑色の怪しい汁がお鍋に集まってゆきます。泥水みたい。。。
いよいよ火にかけます。もったいないので、残った殻をさらいダシ袋に入れて、これぞダメ出し!弱火で火にかけてゆくと。。。
徐々に「泥水」からフワーもくもくっとふわふわしたものが浮き上がってきます。殻ごと潰された蟹の身の花が咲き始めたのです。と同時に、得も言われぬ美味しそうな匂いも漂ってきました!ガニ汁に近づいて来ました!ふわふわが付くともったいないので、だし袋は引き揚げて。。。
と、忘れていた卵も投入。ネギの小口も散らして火を止めます。あとは旦那さんが帰ってきたら味噌を入れて再加熱して出来上がりです!達成感!
なんて安心している場合ではなく、危ない寄生虫の恐怖のサイレンがまだ台所一帯に鳴り響いているので、あちこち綺麗にし、さらに今度はカサゴを唐揚げにする旅やアオリイカをお刺身にする旅やいろいろの旅路が前途にはまだ横たわっているのでした。。。こんな夜に限って、旦那さんの帰るのが早いのです。早く仕上げて食べたい。。。。
結局30分くらい旦那さんを待たせたけれど、沼津定食が完成!憧れのズガニのガニ汁はふわふわの身と濃厚な味が最高でした。ワタリガニが1番好きな蟹だと思っていたけれど、並ぶかそれ以上かもと思いました。
その他。。。
後日残りの大きい方を塩茹でして上海ガニならぬ沼津ガニを食しました。やっぱり内子が美味しいです。これを目の前の川で自分たちで捕って、家族で毎年食べるなんて、どれだけ美味しかったんだろうかと再び利用者さんのことを思い出しました。たべものの幸せな思い出を増やして行けたらと思います。







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